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Claude Codeでスライド作成はできる?仕組みと実際の作り方を解説

公開2026.10.02更新2026.10.11読了目安13分

執筆:株式会社GORO編集部/運営:旭 俊成(株式会社GORO 代表)

Claude Codeでスライド作成はできる?仕組みと実際の作り方を解説

この記事でわかること

  • Claude Code単体とDesignコマンドでできることの違い
  • 手戻りを防ぐ、構成を先に固めてから生成する手順
  • 完成したスライドの投影方法とPowerPoint化の注意点
目次閉じる開く
  1. 01Claude Code単体でスライド作成はできる?公式の仕組みを整理
  2. 02スライド作成で手戻りを防ぐ、構成を先に固める作り方
  3. 03実際にスライドを生成してみて起きたこと
  4. 04完成したスライドの共有・投影・PowerPoint書き出しの注意点
  5. 05Claude Codeでのスライド作成が向いている場面・向いていない場面

会議や総会のたびに、構成を考えながらスライドも作り込み、前日や当日の移動中まで修正に追われる——そんな経験はありませんか。じつはClaude Code本体にも、/slidesや/designといったコマンドでスライドやデザイン案を生成する仕組みが備わっています。ただし、情報を詰め込みすぎると見づらい資料ができあがることもあります。手戻りの量は、構成を先にテキストで固めてから生成に渡すかどうかで変わります。手戻りなく資料を仕上げたいなら、作る順番そのものを見直してみましょう。ここでは、GOROの代表がClaude Designで社内の総会スライドを作った経験をもとに、Claude Codeでのスライド作成の仕組みと具体的な手順を解説します。

Claude Code単体でスライド作成はできる?公式の仕組みを整理

結論から整理すると、Claude Code本体には、スライドやデザイン案を生成する仕組みが備わっています。公式ドキュメントによれば、Claude Codeのセッションから作られる「アーティファクト」はHTMLなどで構成された単一のページとしてclaude.ai上に公開される仕組みで、/slidesコマンドを使うとClaude Slidesのテンプレートから、/designコマンドを使うとClaude Designのテンプレートから、プレゼン資料やデザイン案を作成でき、PowerPoint・PDF・Wordなどの形式へエクスポートできると明記されています(Share session output as artifacts - Claude Code Docs)。

Claude Code本体はコーディング・自動化が基本の仕組み

公式ドキュメントによれば、Claude Codeはコードの作成やバグ修正、開発作業の自動化を助けるAIアシスタントと定義されています。ターミナルやデスクトップアプリ、Webなど複数の環境で同じ仕組みを共有して動作し、プロジェクトのルールを記したファイルを読み込んでセッションを進める点が特徴です(Overview - Claude Code Docs)。このようにコーディングが中心の仕組みですが、前述の/slidesや/designといったコマンドを使うことで、スライドやデザイン案の生成にも対応できるようになっています。

/designコマンドでClaude Designを呼び出す仕組み

スライドやデザイン案を作る役割を担うのが、Claude SlidesやClaude Designです。公式ヘルプセンターでは、Claude Designはチャットでのやり取りを通じてデザイン・インタラクティブなプロトタイプ・1枚資料などを作成する機能と説明されています。/designを使うと、デスクトップアプリやターミナルからデザインの作成・編集・同期ができ、Claude DesignとClaude Codeの間で作業内容を同期したまま行き来できるとされています(Get started with Claude Design | Claude Help Center)。プレゼン資料向けの/slidesについては前述のとおりです。

項目内容
追加時期2026年8月17〜21日の週(Week 34)
位置づけCLIとClaude Code Desktopで使えるリサーチプレビュー
仕組みアーティファクト機能の上に構築され、Claude Designのアートボードでの作業の流れをClaude Codeに持ち込む

公式の週次ダイジェスト(What’s new)には、/designコマンドがアーティファクト機能を土台にしたリサーチプレビューとして紹介されています(What’s new - Claude Code Docs)。アーティファクトの公式ドキュメントでも、テンプレートはベータ版で、/slidesと/designの利用にはClaude Code v2.1.265以降が必要とされています(Share session output as artifacts - Claude Code Docs)。まだ発展途上の機能という前提で使う必要があります。

Claude Codeが担う役割は、構成の材料がすぐ出てくる状態を作ること

Claude CodeとClaude Designの役割分担について、代表の旭はnoteで次のように書いています。

実録代表・旭の一次体験

Claude Codeの役割は構成の材料を揃えること

構成の材料がすぐ出てくる状態——Claude Designを動かすための土台——を作っているのは、Claude Codeです。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

案件情報や売上の集計といった、スライドの中身になる材料をすぐ取り出せる状態を作るのがClaude Codeで、スライドの生成を担うのがClaude Designという役割分担です。なお、ここから紹介する構成づくりと生成の手順は、Claude Designで総会スライドを作ったときのものです。Claude Code本体の機能とは区別して紹介します。

スライド作成で手戻りを防ぐ、構成を先に固める作り方

Claude Codeが材料を整え、Claude Designが形にする役割分担は前述のとおりです。ここでは、その材料をどう整えてから生成に渡すと手戻りが減るのかを見ていきます。

いきなりスライドを作り始めると何が起きるか

構成とデザインを同時に進めると、直しが直前まで続きがちです。その状況を表す振り返りが、代表・旭俊成のnoteに残されています。

実録代表・旭の一次体験

総会スライドの直前修正が毎年続いていた理由

弊社は総会を普段と違う場所でやるのですが、例年は行きの新幹線の中でもスライドを直していました。原因は忙しさではなく、順番にあるのではないか。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

旭は、直前まで修正が続いた原因を忙しさではなく作る順番にあると考え、順番を変えました。変えたあとの順番が、次に紹介する手順です。

構成をテキストで項目分けして書き出す

手戻りを防ぐ最初の工程は、スライドに触れる前に構成をテキストで書き出すことです。何をどの順で話すかを、箇条書きで項目分けします。

実録代表・旭の一次体験

総会スライドを4つの項目に分けて書き出した

何をどの順で話すかをテキストで書き出します(総会のときは、事業成果・組織成果・戦略・メッセージの4つに分けました)。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

会議資料であれば、以下のような項目分けが参考になります。

項目の例話す内容のイメージ
事業成果数値・実績の報告
組織成果体制・人の動きの報告
戦略今後の方針・計画
メッセージ伝えたい結論・呼びかけ

項目の数や名前は会議の性質によって変わります。大切なのは、スライドの枚数やデザインを考える前に、話す内容の骨組みだけを先に固めることです。

実データのある項目だけを残してから生成に渡す

項目を書き出した後は、各項目に実際のデータが入るかどうかを確認する工程に進みます。

実録代表・旭の一次体験

実データのある項目だけ拾ってから生成に渡した

次に、実データのある項目だけを拾って、Notionなどのドキュメント上で構成をブラッシュアップする。ここまで、スライドには一切触りません。構成をテキストで確定させてから、生成に渡す。こうすると直しは文言の修正で済み、レイアウトの手戻りが起きませんでした。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

ここでのポイントは、実データがあるかどうかで項目を選ぶことです。数値や事実がまだ揃っていない項目は、生成の段階ではいったん外します。構成がテキストで確定した状態になってから、はじめてスライドの生成に渡します。次のセクションでは、実際にスライドを生成した際に何が起きたのかを見ていきます。

実際にスライドを生成してみて起きたこと

構成をテキストで確定させてから生成に渡すという手順は前述のとおりです。ただし、生成の段階でつまずいた場面もありました。

情報を全部詰め込んで見づらくなった失敗

構成の段階で拾った情報を、全部スライドに入れ込んで生成させたときのことです。

実録代表・旭の一次体験

構成で拾った情報を全部入れたら見づらくなった

構成で拾った情報を、全部スライドに入れ込む。1枚がてんこ盛りになって、見づらいスライドができあがりました。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

構成で拾った情報をすべて入れると、1枚のスライドに文字や数値が集中します。どの情報をスライドに載せるかは、生成に渡す前に構成を書く人の側で決めておくと、こうした見づらさを避けやすくなります。

HTMLで生成されることで得られたアニメーション表現

旭の総会スライドは、Claude DesignでHTMLとして生成されました。公式ヘルプセンターでも、Claude Designで作った成果物は、PDF・PPTX・Google Slidesのほか、スタンドアロンHTMLとしてもエクスポートできると説明されています(Get started with Claude Design | Claude Help Center)。

HTMLで生成されたことの効果について、代表の旭は次のように振り返っています。

実録代表・旭の一次体験

HTMLで生成されたことによる想定外の効果

HTMLで生成されるため、私のスライドにはアニメーションがリッチに入りました。効率のために品質を妥協したのではなく、両方いっぺんに上がった。これがいちばんの誤算でした。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

旭が「いちばんの誤算」と書いているとおり、見た目の品質は想定を上回る結果でした。情報量の調整という手間は残るものの、効率のために品質をあきらめる必要はなかったことになります。

完成したスライドの共有・投影・PowerPoint書き出しの注意点

Claude Designで生成したスライドがHTML形式で扱える仕組みは前述のとおりです。この仕組みは、完成後の共有方法にも関わってきます。

書き出さずにそのまま投影する方法

生成したスライドは、ファイルに書き出さずにそのまま会場のディスプレイへ映すことができます。この方法について、代表の旭はnoteで次のように振り返っています。

実録代表・旭の一次体験

書き出さずにそのまま投影した

書き出さず、Claude Design上のスライドをそのまま会場のディスプレイに投影。アニメーションもそのまま動きます。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

Claude Design上のスライドを画面に映すだけなので、書き出しの手間がかかりません。アニメーションを含めた見た目がそのまま動く点が、ファイル形式に書き出す場合との違いです。社内の全体会議のように、発表者のPCと会場のディスプレイをつなぐだけで済む場面では、手数の少ない共有方法になります。

PowerPoint・PDFへのエクスポートで気をつけること

一方で、資料を配布したり、他部署に編集を依頼したりする場面では、ファイル形式への書き出しが必要になります。Claude DesignがPDFやPPTXなどの形式でエクスポートできることは前述のとおりです。

ただし、実際にPowerPoint形式へ書き出した際には、見た目に違いが出た場面がありました。

実録代表・旭の一次体験

PPTに書き出すと一部崩れた箇所があった

PPTに書き出すと一部崩れた箇所もありました。

出典:スライド作りをClaude Designに任せたら、主役はスライドではなくなった(代表・旭俊成のnote)

HTMLで作られたスライドを別形式に変換すると、レイアウトの一部がそのまま再現されない場合があります。公式ヘルプセンターのエクスポート機能の説明自体には、書き出し後の見た目の差異についての具体的な記載はなく、最新の挙動は公式サイトで確認することをおすすめします。

なお、PowerPointの中でClaudeを使う別の公式アドイン「Claude for PowerPoint」のドキュメントでは、人のレビューなしの最終的なクライアント納品物には推奨しないと明記され、デザインや話の流れについて利用者の判断を置き換える使い方も推奨しないとされています(Use Claude for PowerPoint - Claude.ai Documentation)。Claude Designのスライド生成とは異なる機能ですが、生成されたファイルをそのまま最終版として扱わず、人の目で確認するという考え方は共通して参考になります。

実際に崩れが起きた経験と、こうした公式の考え方を踏まえると、エクスポート後の崩れは特殊な不具合ではなく、起こり得る前提として扱っておくのが安全です。配布用のファイルを用意する際は、以下の手順を踏みます。

手順内容
1投影や発表自体は、書き出さずにそのまま行う
2配布・編集が必要な分だけPowerPointやPDFに書き出す
3書き出した後のレイアウト・文字の位置を必ず目視で確認する
4崩れた箇所があれば、エクスポート後のファイル側で手直しする

書き出した直後のファイルをそのまま送らず、一度開いて確認する工程を挟むことで、受け取った相手の手元で崩れたまま使われる事態を避けられます。

Claude Codeでのスライド作成が向いている場面・向いていない場面

PowerPoint書き出し時にレイアウトが崩れる場合があることは前述のとおりです。この性質を踏まえると、Claude Codeでのスライド作成を選ぶかどうかは資料の用途によって判断が分かれます。

向いている場面(社内資料・構成から任せたい資料)

社内の会議資料や、構成の段階から任せたい資料には向いています。全社会議や経営会議向けの資料は、デザインの完成度よりも話す内容の骨組みが整っているかどうかが優先されます。構成をテキストで固めてから生成する手順は、こうした場面に適しています。

提案の叩き台や社内向けの進捗報告のように、構成を考える段階から任せたい資料とも相性が良いといえます。資料作成以外の業務で構成や情報整理を任せる使い方は、Claude Codeの活用事例10選で扱っています。

向いていない場面(ブランド規定が厳密な最終納品物)

一方で、ブランドガイドラインが厳密に定められた対外向けの最終納品物には向いていません。前述のとおり、Claude for PowerPointの公式ドキュメントでも、人のレビューなしの最終的なクライアント納品物には推奨しないとされています。生成物を人のレビューなしに最終納品物として使わないことは、スライド作成全般に共通する注意点です。

クライアントへの提出資料や、ロゴ・配色・フォントの規定が細かく決まっている対外広報物では、生成した内容を叩き台として扱います。最終的なレイアウトと文言は、必ず人の目で確認してから使う必要があります。

社内資料のように構成を優先する場面と、対外的な最終納品物のようにブランド規定を厳守する場面とでは、Claude Codeの使い方そのものを分けて考える必要があります。

Claude Codeを業務で使いたい方へ

自分の業務を題材に試したい方には、1対1で進めるClaude Code マンツーマン講座があります(オンライン・回数制)。部署やチームで導入する場合は、業務に合わせて内容を設計するClaude Code法人研修をご覧ください。

運営

旭 俊成 株式会社GORO 代表取締役

株式会社GORO代表。Web支援・UI/UX支援・AI支援の事業を経営しながら、社内の業務と企業研修でClaude Codeを使っています。使ってみて分かったことをnoteで書いています。

記事は株式会社GORO編集部が、AIを使って制作しています。事例は自社の実践と研修の実績にもとづいています。

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