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GA4 MCPとは?Claude CodeでGA4・Search Consoleのレポートを自動化する方法を解説

公開2026.10.12読了目安14分法人・チーム向け

執筆:株式会社GORO編集部/運営:旭 俊成(株式会社GORO 代表)

GA4 MCPとは?Claude CodeでGA4・Search Consoleのレポートを自動化する方法を解説

この記事でわかること

  • GA4・Search ConsoleをClaude Codeで読む仕組み
  • レポートに入れるべき指標と構成の決め方
  • どこまでAIに任せ、どこから人が確認するか
目次閉じる開く
  1. 01GA4 MCPとは?Claude CodeでGA4・Search Consoleを読む仕組み
  2. 02GA4 MCPで何ができる?週次・月次レポート自動化でできること
  3. 03GA4・Search ConsoleをClaude Codeに接続する方法
  4. 04毎週・毎月のレポートに何を入れるべきか:指標を絞り込む設計のコツ
  5. 05どこまでAIに任せる?人が確認すべきポイントと運用フロー
  6. 06導入後どう変わる?レポート作成時間と打ち手の数の変化

GA4とSearch Consoleのレポート作成に、毎週・毎月時間を取られていませんか。じつはGA4 MCPという仕組みでClaude Codeに接続すれば、指標の取得からレポートの下書きまで自動化できます。ただし、どの指標を見せるか、どこまでAIに任せるかを設計しないと、情報が増えすぎてかえって見なくなることもあります。GOROでは実際にGA4・Search Console用のMCPサーバーを作り、週次・月次レポートの運用に使ってきました。マーケティング担当者が自社での活用を検討するなら、まず接続方法より『何を・どこまで任せるか』を決めることが近道です。ここでは接続の全体像とあわせて、レポート設計と人が確認すべきポイントを整理します。

GA4 MCPとは?Claude CodeでGA4・Search Consoleを読む仕組み

GA4 MCPとは、Claude CodeがGA4やSearch Consoleのデータを直接参照できるようにする接続の仕組みです。ブラウザでログインして数字を見に行く作業を、Claude Codeとの会話の中で済ませられるようになります。

MCP(Model Context Protocol)の基本

MCPは、一般に、AIが外部のサービスやデータに接続するための共通の仕組みとして説明されることが多い技術です。Claude Code本体は文章のやり取りはできますが、それだけではGA4の数値もSearch Consoleの検索順位も知りません。そこで間に「MCPサーバー」と呼ばれる小さなプログラムを置き、Claude CodeからのリクエストをGA4やSearch Consoleに取り次がせる、という構成が使われます。これにより、Claude Codeは質問に答えるだけの相手から、実際のデータを見て作業する相手に変わります。MCPの正式な仕様や対応範囲は更新が続いているため、詳細は公式のドキュメントで確認することをおすすめします。

GA4 MCPサーバーで何が読めるようになるか

GOROでは、GA4・Search Console・Google Sheets・Docs・Driveを横断して読み書きできるMCPサーバーを自作し、社内の運用に使っています。PythonのFastMCPで作られており、確認できたツールだけで15個、プログラムの行数は629行です。ツールの内訳は次のとおりです。

接続先読み書きできる内容
GA4月次レポート、ページ別レポート、指標の内訳、対象プロパティの一覧
Search Console検索キーワードのデータ
Google Sheets読み込み・書き込み・追記・新規作成
Google Docs読み込み・作成・追記・全文の置き換え
Google Driveファイルの一覧確認など

実録GOROの作業記録

作った目的はファイルの冒頭に書かれていた

「GA4 / Search Console のデータを Claude Code から参照できるようにする」

出典:GOROの社内の作業記録

ここで押さえておきたいのは、GA4 MCPが「数字をまとめて説明してくれる魔法」ではなく、GA4・Search Consoleという元データへの入り口を増やす仕組みだという点です。実際に何を取得し、どんなレポートに仕上げるかは、次のセクション以降の設計次第になります。

GA4 MCPで何ができる?週次・月次レポート自動化でできること

全体指標・ページ別・検索キーワードの取得

Claude Codeに月次レポートの作成を頼むと、GA4とSearch Consoleのデータをまとめて取得する動きになります。対象のプロパティと期間を指定すると、全体指標・ページ別のアクセス数・検索キーワードという3種類のデータを並列で呼び出します。期間を省いた場合は先月分、または直近7日分が既定になります。このとき今回の期間分だけでなく、前期比を出すために前の期間分も同時に取得しています。

取得したデータは、あらかじめ決めたテンプレートに沿ってMarkdown形式のレポートに整形されます。具体的には、結論を3行以内でまとめたサマリー、主要指標の前期比、アクセス数が多いページのTOP10、検索キーワードのTOP10、所感と次のアクション案という構成です。この一連の流れは手順書に沿って動いており、Claude Codeのスキル機能を使うと、毎回同じ指示を書き直さずにレポート作成を呼び出せます。完成したレポートは指定のフォルダに保存され、同じ名前のファイルがある場合は上書き前に確認する仕組みです。

定時実行で前月のレポートを自動投稿する例

このスキルは、人が都度頼む形だけでなく、決まった日時に自動で動かす設定にもできます。自社サイトのアクセスレポートについては、毎月3日の9時に前月分を作成し、社内のチャンネルに投稿する定時タスクとして運用しています。

実録GOROの作業記録

投稿は事前に承認した範囲だから、確認なしで自動投稿する

「投稿はこのタスクで承認済みのため確認不要。ただし取得データが明らかに異常(全指標0など)の場合は投稿せずユーザーに報告する。」

出典:GOROの社内の作業記録

このタスクでは、前月1日から末日までを対象にし、前月比を出すために前々月分のデータも取得します。ページ別と検索キーワードはそれぞれ15件ずつ取得し、投稿本文には見出し・サマリー3行・主要指標の表・検索キーワードTOP5・次のアクション案(最大3つ)・詳細レポートの保存場所・注記を含めます。注記には「※数値はGA4/Search Console自動取得。所感はAI草案です」と明記し、どこまでが実データでどこからがAIの見立てかを区別しています。

対話形式でレポートを頼むときはGoogleドキュメント化の前に必ず確認を挟みますが、この定時タスクは投稿先が社内チャンネルに限られ、内容もあらかじめ承認した範囲のため、確認なしで自動投稿する設計です。ただし取得データの全指標が0になるなど明らかに異常な場合は、投稿せず担当者への報告に切り替えます。

まだ検証できていない範囲

ここまでの内容は、GA4やSearch Consoleのデータを取得する入り口と、それを使うレポート作成・自動投稿の手順を確認したものです。一方で、データを取得するツール1つ1つの内部処理までは検証できていません。確認できているのは15個あるツールの名前と、呼び出す側のファイルに書かれた使い方の範囲にとどまります。

加えて、ツールの中には drive_delete というファイルを削除する機能も含まれています。削除系のツールをどのように扱っているかについては、今回確認できた範囲にはまだ含まれていません。導入を検討する際は、この点もあわせて確認しておくと安心です。

GA4・Search ConsoleをClaude Codeに接続する方法

ここまで見てきたレポート作成や定時投稿は、GA4・Search ConsoleのデータをClaude Codeが読める状態になって初めて動きます。ではその接続は、どのような流れで用意するのでしょうか。

接続の基本的な流れ

設定ファイルの中身や具体的なコマンドまで細かく見ていくと、専門的な作業に見えてしまいます。ただし全体の流れだけを追うと、一般的には大きく3つの段階に分けて説明されることが多いです。

段階やること目的
1. アクセス権限の用意GA4とSearch Consoleに対して、データを読み取ってよい権限を発行するClaude Codeが数字を見にいく許可を作る
2. MCPサーバーの用意・登録GA4・Search Consoleとの間を取り次ぐプログラム(MCPサーバー)を用意し、Claude Codeに登録するデータへの入り口をClaude Codeに教える
3. Claude Codeから呼び出せるようにする登録したMCPサーバーのツールを、実際の会話や手順書から呼び出すレポート作成などの作業に使える状態にする

最初の「権限の用意」では、GA4とSearch Consoleのどちらに対しても、どの範囲のデータまで見せてよいかを決めることになります。次の「MCPサーバーの用意・登録」では、GoogleやOSSが配布しているものを使う方法と、自社の業務に合わせて独自に用意する方法があります。最後の「呼び出せるようにする」段階で、ようやくClaude Codeとの会話や定型の手順の中からGA4・Search Consoleのデータを扱えるようになります。

この3段階の中身や具体的な設定方法は、対応状況も含めて更新が続いている領域です。実際に手を動かす前には、GA4・Search Console・MCPそれぞれの公式サイトで最新の手順を確認することをおすすめします。

非エンジニアが自分で設定するのが不安なとき

権限の発行やMCPサーバーの登録には、普段の業務では触れない設定画面やファイルの扱いが出てきます。慣れない操作で権限の範囲を誤って広げてしまうと、見せるつもりのなかったデータまで開いてしまう恐れもあります。

自分だけで完結させる必要はありません。選べる方法は主に次の2つです。

  • 社内にエンジニアや情報システムの担当者がいる場合は、権限の発行とMCPサーバーの登録だけを依頼し、日々のレポート作成の指示出しは自分で行う
  • 研修などでMCPサーバーの構成や権限の考え方を学び、自分の手で設定できる状態を目指す

どちらを選ぶにしても、押さえておきたいのは「どこまでの権限を誰に渡すか」を自分で判断できる状態にしておくことです。権限の設計やセキュリティ面の考え方は、Claude Codeのセキュリティで扱っている内容ともつながります。接続さえ済ませれば終わりではなく、そこから先の運用設計が本題になります。

毎週・毎月のレポートに何を入れるべきか:指標を絞り込む設計のコツ

接続が済み、データが自動で取得できるようになると、次に向き合うのは何を載せるかという設計です。GA4・Search Consoleで取得できる指標は多く、取得できることとレポートに出すことは別の問題になります。

結論を3行以内にまとめるテンプレート

前述のとおり、月次レポートの型は結論を3行以内のサマリーにまとめています。取得したデータを並べるのではなく、冒頭で読む人が判断に使える範囲まで絞り込む考え方です。

ページ・検索キーワードの一覧も、上位の件数だけに区切っています。所感と次のアクションを添えて締める構成にすることで、毎回同じ形で届くレポートになります。指標の種類を増やせば伝わりやすくなるとは限りません。絞り込む設計そのものが、読む人への配慮になります。

指標を増やしすぎて起きたこと

一方で、レポートを賢くしようとして指標を増やした結果、読まれなくなった例もあります。

実録代表・旭の一次体験

AIでレポートを賢くしたら、見なくなった

マーケティング担当の[メンバー]は「AIでレポートを賢くしたら、見なくなった」というテーマで、Claude Code使ってレポートを作ったものの、指標が増えて活用しなくなったという失敗談を共有してくれました。

出典:板前さんの鮨と一緒に、AI活用事例を共有する鮨会を開催しました(代表・旭俊成のnote)

この失敗談は、取得できる指標の数とレポートに出すべき指標の数が一致しないことを示しています。GA4・Search Consoleのデータを取得できる範囲がMCPで広がっても、載せる指標を増やすかどうかは別の判断になります。

設計の方向起きたこと
指標を増やして賢くする情報量が増え、読まれなくなった
結論を3行以内に絞る毎回同じ形式で届き、使われ続ける

指標を絞り込む作業は、機能が増えるほど後回しにされがちです。レポートの型を先に決め、取得したデータのうちどこまでを載せるかを運用のルールとして固定しておくことが、使われ続けるレポートの条件になります。

どこまでAIに任せる?人が確認すべきポイントと運用フロー

指標を絞り込んだ先に残る課題は、どの工程をAIに任せ、どこで人が確認するかという設計です。対話で使う場面と、決まった日時に自動で動かす場面とでは、確認の入れ方が変わります。

対話で使うときはDocs化の前に必ず確認する

前述のとおり、対話でレポートを頼むとGoogleドキュメント化の前に確認が入ります。手順書にはこの判断がそのまま書かれています。

実録GOROの作業記録

Docs化も数値確認も、人の判断を通す設計になっている

「外部共有につながるため、実行前に必ず「Google Docsに作成しますか?」と確認する。」

「(データに基づく提案。人間レビュー前提の草案であることを明記)」

「⚠ 数値・所感は送付前に人間が確認すること」

出典:GOROの社内の作業記録

この3点は、レポートのどの部分が機械的な取得結果で、どの部分がAIの見立てかを区別する役割を持っています。所感を受け取る側は、提案の一つとして読む前提に立てます。

定時実行は承認済みの範囲で自動化する

前述のとおり、対話ではDocs化の前に確認が入り、毎月3日の定時タスクは承認済みの範囲内で自動的に投稿されます。この使い分けは、対話では確認を取り、定時タスクは事前に承認した範囲で自動で送る、という運用の考え方に基づいています。

数値の捏造・認証エラーへの対処

対話でも定時実行でも共通して守られているのが、数値を捏造しないという条件です。手順書では、取得データ以外の数値を使わないことが明記されています。

実録GOROの作業記録

認証エラーのときはデータを出さず、投稿もしない

「invalid_scope 等の認証エラー時はデータ取得せず、[社内のマーケティングチャンネル]には投稿しない。」

出典:GOROの社内の作業記録

認証エラー(invalid_scope等)が起きた時点で取得自体を止め、再認証スクリプトの実行を促す仕組みになっています。

対話では都度確認し、定時実行では事前に承認した範囲で動かし、数値の捏造や認証エラーへの対処もあらかじめ決めておきます。この3つを運用に組み込むと、どこまで任せてよいかを都度迷わずに判断できます。次に見ていくのは、この設計によって作業時間と打ち手の数が実際にどう変わったかです。

導入後どう変わる?レポート作成時間と打ち手の数の変化

運用の設計が固まったところで、実際に数字がどう動いたのかを見ていきます。

レポート更新にかかる時間の変化

鮨会で共有された事例では、レポートの更新にかかる時間が40分から10分に短縮されました。

項目自動化前自動化後
レポート更新にかかる時間40分10分

増えたのは時間ではなく打ち手の数

この事例で注目したいのは、空いた時間の使い道です。報告では、施策の検討と実行の件数が月4件から8件に増えたとされています。

項目自動化前自動化後
施策の検討・実行月4件月8件

実録代表・旭の一次体験

増えたのは時間だけでなく打ち手の数だった

マーケターの[メンバー]は、レポートの更新が40分から10分に。増えたのは時間だけでなく打ち手の数で、施策の検討と実行は月4件から8件に増えました。

出典:板前さんの鮨と一緒に、AI活用事例を共有する鮨会を開催しました(代表・旭俊成のnote)

レポートの作成時間が短くなること自体は、自動化の入り口に過ぎません。浮いた時間を次に何へ回すかによって、成果は変わります。

ここまで見てきたとおり、GA4 MCPで変わるのはレポートを作る手間です。その先で何を判断し、どの施策を動かすかは、引き続き人の役割です。接続や自動化の設計を自社でどこまで進めるか迷う場合は、Claude Codeの法人料金とあわせて検討する材料になります。

Claude Codeの社内導入を検討している方へ

GOROは、デザイナー・マーケ担当・ディレクターなど非エンジニアの部署を対象にしたClaude Code法人研修を提供しています。事前ヒアリングで業務の内容を伺い、研修の内容を設計します。研修の当日に、受講者が実際の成果物を作り切る形式です。

運営

旭 俊成 株式会社GORO 代表取締役

株式会社GORO代表。Web支援・UI/UX支援・AI支援の事業を経営しながら、社内の業務と企業研修でClaude Codeを使っています。使ってみて分かったことをnoteで書いています。

記事は株式会社GORO編集部が、AIを使って制作しています。事例は自社の実践と研修の実績にもとづいています。

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